SmartOS

2015年4月24日 (金)

SmartOSをUpdateする(VMware Playerの場合)

SmartOSをVMware Playerで動かす」の後、JoyentからSmartOSの新しいバージョン20150417T032220Zが出ています。

SmartOSのLX Branded Zone(Linuxコンテナ)を動かす」では、20150403T203920ZでLX Branded Zoneを動かしてみましたが、現在、Joyentのイメージソースに上がっているLX Branded Zoneイメージの動作条件は、20150417T032220Z以上になっているようです。そこで、「SmartOSをVMware Playerで動かす」で作った環境を20150417T032220Zにupdateしてみました(と書いていたら、投稿前にさらに20150423T155306Zが出ていましたので、最終的には20150423T155306Zにupdateしましたが、下記の手順中ではバージョン名は、20150417T032220Zとなっています。20150423T155306Zでも手順は全く同じです)。

SmartOSは、ブートディスクから起動された後は、ramdisk上で稼働し、Global Zoneでの変更はブートディスクへ書き出されることはありません。そのため、Solaris11でSRUを当てるような方法ではupdateできません。また、基本的にはブートディスクの platform ディレクトリ下を新しいバージョンのファイルに入れ替えればupdateは完了ですが、ramdiskであるため、SmartOS稼働中に単純に platform ディレクトリをコピーしても再起動すると消えてしまいます。

そこで、VMware Player上で稼働している SmartOS仮想マシンの場合は、仮想マシンイメージの中のOSイメージを直接updateすることになります。

今回は、既存の環境を間違って壊したくなかったので、クローンを作って以下の手順でupdateしました。石橋を叩かないのであれば、いきなり2.,3.でもOKです。

1.仮想マシンのクローンを作成する
2.Joyentから最新のVMware Fusion用仮想マシンイメージをダウンロード
3.smartos.imgファイルをコピー
4.仮想マシンを起動

詳しくは、QIITAの「SmartOSをUpdateする(VMware Playerの場合) 」にまとめておきました。

2015年4月13日 (月)

SmartOSのLX Branded Zone(Linuxコンテナ)を動かす

今度は、Linuxコンテナ on SmartOSです。

SmartOSは仮想化テクノロジとして以下の機能を持っています。

  • SmartOSによるOS仮想化(コンテナ):
    • SmartOSのZone
    • LinuxのZone(LX Branded Zone)
  • SmartOS組み込みのハイパーバイザベースの仮想化
    • KVM

今度は、SmarOS上のLinuxコンテナであるLX Branded Zoneを動かしてみました。手順は、QIITAの方のSmartOSのLX Branded Zone(Linuxコンテナ)を動かす に載せました。

2015年4月12日 (日)

SmartOSをVMware Playerで動かしてみた!

SmartOSをVMware Playerで動かしてみたtときの手順を QIITAに載せましたので、こちらでも簡単にご紹介です。

SmartOSとは、ZFS + DTrace + Zones そして、なんと KVMが使えるOpen Solaris系のOSです。Sun Microsystems(現在のOracle)がオープンソース化した Open Solarisから派生したillumosのカーネルを使ったOSです。

また、DTraceは、LinuxコミュニティにSystem Tapの開発を促すこととなった動的トレースの本家です。

Zonesは、OS仮想化機能、いわゆるコンテナです。Oracle(Sun)のSolaris10では、そのものずばりコンテナと呼ばれていました。Oracle Solaris 11.2には、さらに複数のOSカーネルが動作するKernel Zone機能が追加されました。kernel Zoneは、複数のSolaris Kernelを動作させることができるものですが、SmartOSは、KVMを実装することで他のOSを動作させることができるようになっています。つまり、SmartOSは仮想化テクノロジとして以下の機能を持っています。

  • SmartOSによるOS仮想化(コンテナ):
    • SmartOSのZone
    • LinuxのZone(LX Branded Zone)
  • SmartOS組み込みのハイパーバイザベースの仮想化
    • KVM

そして、SmartOSでは、zfsのsnapshot(clone)機能を使って非常に高速に仮想環境をデプロイすることができます。

ここでは、VMware Playerで、SmarOSを起動してキーボード設定を(日本語に)変更し、シリアルコンソールの設定までの手順をまとめました。
(シリアルコンソールの部分は他のOSの場合の参考にもなると思います。)

SmartOSをVMware Playerで動かす 

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